2009/01/15(木) 07:23:03 [採用・雇用]


 連合の高木剛会長は14日、東京都内で開かれた「新春労使トップセミナー」で今春の労使交渉の焦点に浮上しているワークシェアリング(仕事の分かち合い)について「労働時間の管理のないところに議論はない」と述べた。制度を普及するにはまずサービス残業などを含めた労働時間を正確に把握する必要があるとの考えを示した発言で拙速な導入には慎重な姿勢を示した。

 高木氏は同じ仕事をしている正規と非正規社員の賃金水準に差がある点も指摘。導入の前提として同じ職種であれば同じ賃金水準を適用する「同一労働・同一賃金」の必要性を訴えた。

 日本経団連と連合は15日に雇用確保策の1つとしてワークシェアリングを議論する。景気が急速に悪化するなか、正規社員と非正規社員が労働時間を分け合うことで雇用を維持する狙いだ。

2009年01月15日 Nikkei BizPlus


 ワークシェアリングは単に正規と非正規社員の分け合いだけではない。正規社員の間の課題でもある。特定の個人に集中する仕事を分散することや長期休暇に対応するなどさまざまなニーズがある。過度な時間外を減らすことにもワークシェアリングは有効である。

 もっと先を見れば中高年の活用にも資する。大きな視野で取り組むべき課題である。

 ただこの記事の労働時間の把握が先決とする連合会長の見解は後ろ向きに見える。サービス残業問題はどんな場合にもありうる。その問題とシェアする際の問題・課題とは区別して考えないと話はデッドロックとなる。


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