2009/01/11(日) 05:51:06 [雇用制度論]
春季労使交渉に向けた前哨戦になる「労使フォーラム」は9日、産業別の労働組合首脳が協議方針を示して閉幕した。雇用を維持するため働き手が労働時間を縮めて仕事を分かち合うワークシェアリングの議論が労使間で急浮上しているが、労組首脳はそろって慎重な姿勢をみせた。導入には労使双方が頭痛の種を抱えており、有力な雇用確保策というよりも苦肉の策の色合いが濃い。 電機連合の中村正武・中央執行委員長は講演後、記者団に対し「電機産業の中でワークシェアリングを議論している企業も出ている」と明かした。ただ「政労使で具体策を詰めないと選択肢にはならない」と指摘。機械や金属の中小企業労組でつくるJAMの河野和治会長も「皆が同じ仕事なら可能だが、業種によってシェアできるかわからない」との見方を示した。(07:00) 2009/01/10 Nikkei Net ■ ワークシェアリングを現状の就業制度の延長として考えるならば難しい点は多々ある。「業種によってはシェアできるかわからない」との表現はまさに発想が固定化されたもの。 正社員の労働時間を現状のままにすれば人員配置は行き詰まる。正社員とは契約の期限の定めのない社員と考えたような就業制度を認めることだ。 伝統的な部課制度で人員配置を固定化するのでは柔軟さは得られない。例えば経験豊富な中高年を活用し部課を超えた「リリーフ要員」を編成すればいい。どこの部課でも共通の業務はある。こうした共通業務は横断化した組織が応援すればいい。 特定の個人しかできない業務というものはない。もしあればそれは組織としての業務になっていない。その人が病気になったり転職したら組織の仕事が停滞するということになる。複数の人が担当できるようにするのが当然だ。 要はやる気次第だ。かちかちの頭ではとてもこなせるような改革ではない。 |