2006/06/29(木) 07:21:49 [経済・産業]

 トヨタ自動車の新任常務役員8人が名古屋市内で記者会見し、急拡大する海外展開で様々な課題に直面する中、人材育成や品質確保などに重点的に取り組む姿勢を強調した。

 人材育成については、西川幸男氏(53)が「トヨタの最大の欠点は成功体験しか持たない人が多いことだ。冷徹に現実を見極められる人材が必要」、牟田弘文氏(50)が「グローバルな人材を育てるのが重要だ」と述べるなど、第一の課題に挙げる新任役員が相次いだ。

 品質問題については、高岡工場などを担当する藤岡高広氏(51)が「工程で品質を造り込む基本姿勢を貫く」と、現場での取り組みの重要性を強調した。

 また、レクサス国内営業部を担当する横井靖彦氏(52)は、「レクサスを米国だけでなく、日本、欧州など世界のプレミアムブランドにする」と力説。欧州での販売を担当するティエリー・ドンブレバル氏(59)は「欧州でトヨタをメジャープレーヤーにしたい」と語った。

(2006年6月28日 読売新聞)
大企業が常に成長し続けるのは困難だ。会社の規模の拡大の過程でコミュニケーションギャップが起きる。いつの間にか創業時や伸張期の考え方とずれてくる。

三菱自動車、JAL、JR西日本、JFE、松下電器産業、神戸製鋼、三菱重工など不祥事を起こした企業はいずれも大企業だ。組織の活性化は小さいほどいい。図体がでかくなると統制が取れないのだ。いいときの後は困難がやって来る。

分社化や権限委譲などでかさゆえの意思決定の遅さ、ズレを克服する努力が経営者の仕事だ。いい人材の確保はいわずもがなだ。

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