2005/12/26(月) 07:55:56 [人事管理情報]
損害保険大手の損保ジャパンの山口支社(山口市)で、複数の社員が契約書の印鑑を勝手に押すなど、過去3年間に52件の不適切な契約手続きをしていたことがわかった。印鑑も100本近く見つかった。同社は「顧客の押し忘れを補った」としているが、印鑑の不正使用が大手損保で発覚するのは極めて異例。保険業法に違反する可能性があり、金融庁は業務改善命令を含めて処分を検討する。
損保ジャパンによると、自動車保険や火災保険の契約書に必要な印鑑を、顧客に確認しないまま社員が勝手に押していた。「顧客に書類を送り返す手間を省くためで、契約自体は顧客の意思に基づいており有効」と説明している。山口支社の社員の大半に当たる約10人がかかわり、使用された印鑑は「長年引き継がれてきた」という。
9月の社内調査で発覚し、全国で調べたところ、他の支社でも印鑑が保管されている例があった。損保ジャパンは「不適切な契約は山口だけで、顧客にも謝罪した」とする一方で、法令順守体制に問題があったとして、経営陣を含め関係者を社内処分する方針だ。
金融庁も9月からの立ち入り検査で問題を把握し、年明け以降に処分を検討する。損保ジャパンは、他の損保と同じく、保険金の不払いで、11月に業務改善命令を受けたばかり。
2005年12月26日06時21分 ASAHI COM