2007/01/23(火) 08:31:56 [人事管理情報]
東京都町田市が職員を対象に行った人材育成のための意識調査で、「特に昇任したくない」と考えている職員が3人に1人以上いることが調査の中間報告で明らかになった。現行の人事給与制度もほぼ2人に1人が満足しておらず、昇任や昇格の基準を明確にすることなどが求められている。給与差がさほどないとか責任と権限・メリットのバランスがあっていないと感じることが基本にある。
調査は今年度末までに策定の「市職員人材育成基本方針」に反映させるため昨年10月に実施。医師を除く全職種職員の60%にあたる無作為抽出の1670人に行った(回答率75%)。
中間報告によると、「どの職位まで昇任したいか」について、全体では昇任したくないとする職員が39%と最も多く、次いで係長級までが25%、課長級まで12%など。階層別では、主任職がすぐ上の係長級までとした職員が37%と最も高く、当の係長職は、係長級のままか昇任したくないとする職員が76%も占め、課長級までが15%、部長級まで3%と昇任意識が低かった。
昇任を望まない理由には、「上位職に魅力がない」が27%、「自分の能力に不安」18%、「現在の地位が適当」15%、「責任が重くなる」12%(複数回答)などを挙げている。
同市は現在、職員が昇任するため、試験や面接を行う選考制度を導入しているが、現制度を信頼、納得していない職員は約半数の54%と多い。反面、人材育成を進める重点制度としては、勤務実績評価の人事考課制度を望む職員が最多の24%、職場研修などの充実23%、専門性を生かす専任職制度20%(複数回答)などとなっている。
市は、こうした調査結果を受け、来年度中に試行的に人事考課制度を導入する方針だ。
(2007年1月22日 読売新聞)