2007/06/01(金) 07:11:16 [経済・産業]
日銀の西村清彦審議委員は31日、函館市内で講演し、消費者物価指数(CPI)について「今年度後半から来年度にかけて、しっかりした上昇を示すようになる」と述べた。最近のCPIは小幅下落しているが、「物価上昇率の需給ギャップに対する感応度が回復する」という。利上げについては「経済・物価の改善の度合いに応じ、徐々に行うという慎重な態度が必要」と述べた。
今後の経済・物価情勢について「設備や労働の稼働状況が多くの企業で高まっていけば、労働の費用も次第に増加していく」と述べ、賃金の上昇につながると説明した。回復の動きが地域や業界のすそ野を広げるにつれ「景気拡大は息の長いものになる」ため、遅行指標のCPIも上がり始めるという。
金融政策運営では、景気回復で予想投資収益率が上がっており、「政策金利を調整することが適当だ」と強調。現在の市場金利は「緩やかな形での将来の金利調整が織り込まれているように思える」とも語った。(12:41)
2007/05/31 NIKKEI NET