2008/08/30(土) 08:57:17 [経済・産業]

 人材派遣大手のグッドウィル・グループは29日、10月1日から社名を「ラディアホールディングス」に変更すると発表した。子会社で日雇い派遣大手のグッドウィルが違法派遣を繰り返して7月末に廃業したため、親会社の名前を変え、イメージを刷新する。

 新社名の「ラディア」は、「光を放つ」や「きらきらと輝く」という意味の英語にあやかった。現社名の「グッドウィル」は会社設立時から続く名前だったが、中核事業の日雇い派遣で違法行為が相次いで発覚したことで、「違法な派遣会社の代名詞」(厚生労働省幹部)になっていた。

 このため、イメージの悪化で、ほかのグループ企業の顧客離れも招いており、同社はグッドウィルの廃業を契機に親会社の社名も変更することを決めていた。

2008年8月29日 ASAHICOM

 名前だけでなく企業モラルや行動も改めてもらいたい。法の要請はあくまでも最低限のもの。企業は社会的責任がありもっと次元の高いレベルをキープすべきこと。

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2008/08/30(土) 08:56:32 [雇用制度実例]

 NTT東日本はグループの全社員約5万人を対象にした在宅勤務制度を2009年度にも導入する。安全性の高いとされる次世代ネットワーク(NGN)を活用して機密性を高めた上で、営業や通信設備の保守要員など全職種に適用する。間接部門の社員3万人が対象の松下電器産業などを上回り、国内最大規模となる。働く時間を自由に選んでもらい、社員の意欲を引き出すことで生産性を高める。多様な働き方を促す仕組みがさらに広がりそうだ。

 在宅勤務を希望する社員には自宅に情報が残らないようにするため、記憶装置のない「シンクライアント」と呼ばれるパソコンを貸与し、職場と同じ環境で業務ができるようにする。報告書の作成など職種ごとに在宅でできる業務を具体的に示して在宅勤務を促す。(07:00)

2008/08/30 NIKKEI NET

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2008/08/29(金) 08:41:22 [人事常識]

 インターネット関連に強い求人サイト「イーキャリアプラス」を運営するソフトバンク・ヒューマンキャピタル(東京・中央)は新卒入社後3年までの若手社員を対象にした意識調査を実施した。定年まで現在の会社で働きたいとの回答が32.0%に達し、「安定志向が復活してきている」との結果が現れた。

 調査はネット業界と非ネット業界の各200人、合計400人を対象に8月下旬に実施した。

[2008年8月29日/日経産業新聞]

 わずかに32%の若手が定年まで勤めるという。初志貫徹する人はこのうちどの程度あるのか?結局は1割とか2割ぐらいしかいないということではないか?

 かつては定年まで勤めることが当然とされ、転職する方が珍しいことだった。企業も定着率を上げることが大きな課題となっている。企業へのロイヤリティーの向上は非常に大事なこと。

 企業に埋没するのは問題だが企業を単なる手段と考える人が多いと、必要なときに柔軟に対応する力が減殺される。働くからには先ずは努力することが必要だ。ちょっとでも自分の意に介さないことがあれば文句をいうようでは話にならない。

 業績主義でいつも「成果を上げ続ける」ような冷たい制度を見直すことが先ずは必要なのでは?

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2008/08/28(木) 07:16:33 [政治・社会]

 介護人材確保のため、厚生労働省は、フリーターや定年退職した人など、介護業務の未経験者を雇った介護事業主に、1人あたり50万円を助成する制度を導入する方針を決めた。2009年度予算の概算要求に42億円を盛り込んだ。

 人手不足が深刻な介護事業について、多様な人材の参入と定着を促す。1事業主あたり3人を限度に、新卒者以外で採用した未経験の介護労働者が半年以上定着した場合に25万円まで、1年以上定着した場合にさらに25万円まで助成する。

 人手不足の背景には、介護事業所の人事制度や昇給制度の整備、研修が不十分なことが多く、将来に不安を抱く労働者が多いことも指摘されている。このため、事業主が人事、昇給制度を改めたり、未経験者への研修を行ったりした場合に100万円を上限に一部を助成することも決めた。

(2008年8月27日 読売新聞)

 介護の人材不足は構造的な問題だ。保険からの給付が人件費を不当に低く抑えている。小手先の補助金制度では問題は解決できない。

 少子化・人材不足が進む中で人手が確保できなければ、強制的に徴収されている介護保険も画に描いた餅になる。厚生年金に続き介護保険でも本質的な大問題含みである。外国人の導入もやはり小手先の対応だ。

 国が勝手に管理すると決めていながら「中途半端な制度実態」になるのはもうやめてもらいたい。小さな政府でいい。自分たちの仕事を増やすだけの目的ではこの国は路頭に迷うことになる。

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2008/08/28(木) 07:15:41 [採用・雇用]

 人材サービス各社が企業の退職予定者の再就職探しを支援する事業を強化する。パソナグループは9月に支援対象を役員級に広げ、リクルートグループは企業の求人開拓でテレマーケティング手法を導入する。景気の失速感が高まっていることから、各社は企業のリストラが来年以降に加速すると想定。受け入れ先と支援体制を拡充し、需要の拡大に備える。

 パソナキャリアは執行役員以上に対象を拡大。企業は部長以下の社員の延長雇用などを拡充させているが、役員は対象外。役員任期の短縮化や企業のグループ再編などを背景に「役員の再就職先を模索する動きがある」(渡辺尚社長)。すでに数十社以上からの引き合いが来ているという。東京と大阪の2拠点に専用ブースを設け、候補者1人に対して経験豊富なコンサルタント2人を配置。再就職のための事務作業を手掛ける「秘書サービス」も整備、中小や地方企業からの需要を見込み、3年後に400社からの受託を目指す。

[2008年8月27日/日本経済新聞 朝刊]

 かつては有能な人を引き抜く「ヘッドハンター」が中心だったが産業や企業間の雇用調整機能が認識されているということ。転職の時代の象徴的なニュース。

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2008/08/28(木) 07:14:56 [労務関連法令]

 厚生労働省は26日、登録型派遣で1年以上働く労働者について、雇用期間の定めのない「常用型派遣」や正社員などに転換させることを、派遣元企業に努力義務として課す方針を固めた。秋の臨時国会に提出予定の労働者派遣法改正案に盛り込む方向で、28日開かれる審議会の部会で提示する。

 厚労省は今回の法改正で、不安定雇用として批判の多い登録型派遣から、比較的雇用が安定している常用型派遣への移行を促す方向だ。ただ、罰則のない努力義務にとどまることから、労働者側からの反発も予想される。

 26日明らかになった骨子案によると、派遣元は登録型派遣で働く人について、(1)常用型へ転換するか直接雇用する(2)常用型への転換を促すための教育訓練などを行う(3)派遣先に直接雇用される前提で一定期間働く「紹介予定派遣」に切り替える、のいずれかを実施することが求められる。

 派遣労働には、派遣元が労働者と長期に雇用契約を結び、派遣先が見つからないときも給与を支払う「常用型」と、派遣元が仕事があるときだけ雇用契約を結んで派遣先に送る「登録型」がある。

 登録型は3カ月程度の細切れ契約が多く、いつ契約を打ち切られるか分からない不安定雇用だとして、社民党や共産党、連合などが専門的な業務に限定すべきだと求めている。厚労省の統計では、派遣労働者の7割の約230万人(06年度)が登録型だ。

 一方の常用型は、雇用の安定度は比較的高いが、全体の6割弱が数カ月から3年の有期雇用というのが実態(04年)。このため厚労省は、特に「期間を定めない」常用型への移行を促すことで、雇用の安定を図りたい考えだ。(生田大介)

2008年8月27日 ASAHICOM

 日雇い派遣で契約型は会社は殆どリスクをとらないで派遣社員に危険負担させるもの。利益優先のための派遣が人を無視している。経営とは一体何のためにあるのか?

 労働基準法は経営者の強い力を制限するためにあるが、経済活動は人を幸せにするためのものという本質を無視した、派遣法制は極めて遺憾なものだ。

 何でも自由がいいという、誤った改革路線は厳に正すべきだ。

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2008/08/27(水) 06:50:08 [政治・社会]

 豪雨で冠水した栃木県鹿沼市の市道で同市千渡、派遣社員高橋博子さん(45)が軽乗用車に閉じこめられて水死した事故で、市が通行止めが必要な冠水を認識していながらバリケードによる封鎖をできず、市消防本部にも冠水を連絡していなかったことが26日、わかった。

 高橋さんの長男雅人さん(19)は、佐藤信市長の謝罪について「ミスをもっと早く認めてほしかった」と話した。

 市によると、現場には冠水を感知する装置がある。水位10センチで「通行注意」、20センチで「通行止め」を現場に表示、市役所でブザーが鳴る仕組み。通行止めとなると、市が委託業者に道路を封鎖するよう指示することになっていた。

 事故のあった16日は、午後5時33分に水位20センチを知らせるブザーが鳴った。しかし、業者が現場に到着した午後6時15分ごろには市道脇の機材が水没しており、バリケードを設置できなかった。市によると、最終的な水位は2メートル近かった。

 近くのガソリン店員の話などから、市は高橋さんの車が午後6時10分ごろに現場へ入ったとみている。

 また、冠水を消防本部に通報する取り決めなどはなかった。市は、水位10センチで消防本部へ通報して警戒に当たらせ、市職員も現場へ向かうとする改善策を示した。

 一方、雅人さんは「現場は10年以上前から問題になっていた。母は泥水にのみ込まれて苦しみ、それでも必死に生きようとしたが、助からなかった」と声を詰まらせた。

(2008年8月26日23時46分 読売新聞)

 お粗末な危機管理だ。何度もおなじ危険が起こったにもかかわらず、中途半端な対応策だ。この事件では通報を受けた消防署が「パニックになった」らしく出動せず、見殺しだった。

 更に警察も別の脱出情報で「確認もせず」対応しなかった。これら危機対応が仕事の連中が危機に際して機能しない。これでは何のために存在しているのか?

 能力の低い行政の犠牲にされる市民はやりきれない。

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2008/08/27(水) 06:49:20 [人事管理情報]

 靴下大手のナイガイは26日、270人の希望退職の枠に251人の応募があったと発表した。原則、31日付で退職する。応募者に特別退職金を支給し、再就職を支援する。これで募集を打ち切る。連結ベースで年14億円の人件費削減効果を見込む。特別退職金などを想定して既に2008年1月期に5億円の特別損失を計上しており、業績への影響はないという。(26日 21:40)

2008/08/27 NIKKEI NET

 最近はよく見ればあちこちで希望退職が行なわれている。終身雇用は消えて世知辛い世の中になった。しかしさっさと見切りをつけるほうが長い目ではいいときもある。

 常に会社の経営状態をチェックし早めの転職活動も(勿論内緒で)した方がいいときもある。大きいからといって安心という時代ではない。

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2008/08/27(水) 06:48:28 [採用・雇用]

 厚生労働省がまとめた「2007年企業における採用管理等に関する実態調査」によると、従業員数が100人未満の企業では、5年前と比べて正社員数が増えた企業より減った企業の方が多いことが分かった。原油価格の高騰などで中小企業の経営環境が悪化していることが改めて浮き彫りになった。

 企業に5年前と比べた正社員数の増減を尋ねたところ、「増えた」と答えた企業の比率から「減った」と答えた企業の比率を引いた値は、従業員数百人以上の企業はいずれもプラスだった。しかし、30人以上100人未満の企業ではマイナス12.4ポイントとなり、正社員が減った企業の数が増えた企業の数を上回った。

[2008年8月26日/日経産業新聞]

 規模の小さい企業は労務費のインパクトが大きいので雇用に敏感だ。給与のカットも社長の一声でやる企業もある。労働法は経営のある程度の余裕がなければできない。

 人に簡単に手をつける会社は将来性も薄い。賞与のない企業も長期間勤める会社にはならない。

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2008/08/25(月) 06:20:50 [採用・雇用]

 中央省庁が幹部候補である「キャリア職員」の中途採用に動き始めた。国土交通省は国家公務員1種採用試験の合格者を対象とする通常の新卒採用とは別に、民間企業などの勤務経験者を3年連続で中途採用するほか、中央省庁で初めて米国での選考にも乗り出す。民間企業の採用活動の前倒しや相次ぐ官公庁の不祥事などで公務員の志望者数は減少傾向にあり、幅広く人材の確保を目指す。

 国交省の中途採用は、来年4月時点で民間企業などで5年以上の勤務経験を積んだ人が対象。同省は他省庁に先駆けて、法務や語学など特定分野の経験・能力を求めない中途採用を手掛け、2006年度に2人、07年度に3人を採用。金融機関やマスコミなどの出身者を本省係長職に当たる「キャリア職員」として任用している。 (07:00)

2008/08/24 NIKKEI NET

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2008/08/24(日) 05:39:17 [雇用制度論]

 全日本空輸や松下電器産業など大手企業が相次ぎ在宅勤務制度を拡充する。全日空が試行を経て本格導入するほか、富士通は2万8000人の全社員を対象に開始。昨年から始めた松下は、会社の携帯型内線電話を自宅に持ち帰って使えるようにして業務効率の向上を目指す。IT(情報技術)を駆使して生産性を高めながら情報流出のリスクを抑えるシステムを構築している企業も多く、多様な働き方を促す仕組みを整えて、優秀な人材の確保・定着につなげる。

 2009年度から本格導入する全日空は、企画・人事部門など内勤社員が対象。情報漏洩(ろうえい)の防止策を含め具体的な運用方法は今後詰めるが、「社員に多様な働き方を用意し、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を支援する」(人事部)考えだ。

[2008年8月23日/日本経済新聞 朝刊]

 多様な働き方を認めることは今後の人事制度の大きな課題だ。これまでの制度は「会社の用意した画一的な仕組み」に社員が合わせる必要があった。いわば金太郎飴のように皆同じ就業制度で同じように働くものだった。

 しかし今後は社員の生活が主となり一人一人が個性のある働き方をする時代が来る。1日の働く時間や週休も人によって違う時代がやってくる。数年間の休暇や定年も自分で決められる。職住接近ではなく職住が遠く離れてもいいのだ。

 ITが、時間や空間を共有しなくても、十分なコミュニケーションを保証してくれることがこうした就業制度を可能にする。個性を生かした職場や会社が伸びて行く。

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2008/08/23(土) 05:53:30 [労務関連法令]

 紳士服大手のコナカ(横浜市)の店長2人が、仕事上の裁量が十分与えられていないのに残業代が支給されない「名ばかり管理職」だったとして、未払い残業代計約1280万円を求めて申し立てていた労働審判で、横浜地裁は22日、店長側の主張を認める判断を下した。残業代の額は裁判に移行して算定される。全国一般東京東部労組によると、同社の店長が司法の場で「名ばかり管理職」と認定されたのは初めて。同社は昨秋、店長を管理監督者から外している。

 店長2人は仙台市内の店舗に勤務。多い月で100時間以上の残業をしながら、昨年9月まで残業代を支払われていなかったという。

2008年8月22日 ASAHICOM

 企業がどんな役職名称をつけてもそれで管理職として認定されるわけではない。実態が判断基準となることは常識だ。

 経営陣として(少なくとも経営幹部として)経営判断にかかわっていることが必要だ。人事権もなく何人かの部下がいるだけではダメ。

 更に出退勤が自由であること。就業規則で出勤時間や退社時間が縛られ、欠勤控除されるような場合は経営者とは認められないことが多い。

 年収がどの程度かも判断に影響する。おざなりの管理職手当では時間外を払いたくないだけと認定される可能性がある。

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2008/08/23(土) 05:52:36 [異能講座]

 NECは入社1年目から海外事業に特化した社員を育成する制度を設けた。毎年新入社員の5%程度を選抜。国内で教育した後、2年目から海外に勤務させる。同社は海外事業の拡大が最大の経営課題。長期的に海外事業を伸ばすためには、入社時から海外での開発や営業のノウハウを身に付けられる人事制度が必要と判断した。

 情報システムや携帯電話用通信機など、海外事業を強化している部門の社員を中心に適性を見て選抜。研修を経て原則2年間、欧米アジアの拠点に送り込む。このほど今年の新入社員から約40人を選出し、研修を始めた。

2008年08月22日 NIKKEI BizPlus

 海外戦略が企業の重要な経営課題となっている。海外と無関係な企業は少ない。この例のように海外勤務をローテーションとして実施する企業も多い。

 若いうちに海外勤務を経験することは非常にいいこと。そのためには英語を勉強しておくことが必要だ。面倒な文法を勉強する必要はない。常に英語に聞いておくことだ。英語圏の子供たちは文法から勉強を始めてはいない。

 先ず耳に慣れるまで聞く。筆者の場合は通勤途中に英語の物語を聞いていた。決して訳は見ない。ただ聞いているだけ。ある日突然英語が聞こえ始めた。

 英語は簡単な言語だ。日本語をしゃべれる日本人が英語をしゃべれないはずはない。慣れだけのことだ。

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2008/08/22(金) 06:53:55 [人事常識]

 大手スーパーのイオンは21日、グループ再編を実施し、持ち株会社がスーパーの経営を直接手掛ける「事業持ち株会社」から経営戦略づくりに特化する「純粋持ち株会社」に移行した。連結売上高5兆円超の巨大グループも原油・原材料高や消費不振などの逆風に直面。新体制で一部店舗や事業のリストラを加速し、拡大路線から収益・効率重視への転換を急ぐ。

 イオンは、経営破たんしたマイカルやヤオハンを子会社化。ダイエーや地方スーパーも傘下に収める一方、ドラッグストアや金融にも進出し、連結売上高はここ10年で約2・2倍に拡大した。

 ただ、消費者の節約志向などが影響し、2008年2月期連結決算は10年ぶりの営業減益となった。従来の事業持ち株会社では「グループ戦略とスーパーのどちらに経営の重点を置くか不明確になっていた」(岡内祐一郎・常務執行役)ため、持ち株会社から小売り事業を切り離した。グループ168社は11事業に分類し、それぞれ最高経営責任者(CEO)を置いて経営改革を迅速化する。(共同通信)

Kyoto Shimbun 2008年8月21日(木)

 多角化の失敗例は少なくない。カネボウのペンタゴン経営が経営資源を分散し結局失敗したことやサンヨーの例などは記憶に新しい。

 各事業自体が健全でなければ全体が沈むのは当然のこと。大きければいいという時代はすでに去った。特に人的資源の活用がポイント。スキルの異なる事業への進出は結局人的資源を寄せ集めているだけの場合もある。

 金をいくら持っていても人的資源(優秀な人材・企業を愛する人材)がなければいずれ破綻する。右肩上がりで拡大すればそれなりによかった時代ではない。

 何でもありの百貨店経営は終わっている。

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2008/08/22(金) 06:53:09 [政治・社会]

 物流大手「セイノーホールディングス」(岐阜県大垣市)のグループ企業でつくる健康保険組合「西濃運輸健保組合」が、4月からの高齢者医療制度改革による負担増で、事業継続が困難になったとして、8月1日付で解散したことがわかった。同健保にはグループ31社の従業員と扶養家族計約5万7000人が加入していたが、社会保険庁が運営する政府管掌健康保険に移った。

 同健保によると、2007年度は75歳以上が対象の老人保健制度などに約36億円を支出したが、08年度は制度改革で、前期高齢者納付金や75歳以上の後期高齢者支援金が加わり、支出は総額で約58億円に上る見通しとなった。

 このため、保険料率を月収の8・1%から10%以上に引き上げることが必要となった。政府管掌健保の保険料率(8・2%)を上回ることから、今年3月に解散を決定。厚生労働相に解散認可を求め、7月末に許可が下りた。同社総務部は「健保の仕組みを維持する意義が見いだせなくなった」としている。

 全国の健保組合が加入する健康保険組合連合会によると、07年度は約7割の1056組合が赤字だったが、今年度は約9割の1334組合が赤字見通し。組合数も倒産や企業の合併、解散などで減少している。

(2008年8月21日 読売新聞)

 後期高齢者の健康保険問題と同じ背景がある。そもそも保険は共済・相互扶助が基本だ。しかし政治は小さな単位での保険組合を作ることを認めてきた。

 社会全体の保険ニーズと個々の組合のニーズとはズレがあるのは当然のことだ。余裕のある組合と逼迫した組合が並存していること自体に政治の貧困さがある。

 厚生年金・公務員共済などの区分も判断基準のずれた政治家連中の不明のいたすこと。基本を押さえた政治不在が社会全体をおかしくしているのでは?

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2008/08/21(木) 06:16:59 [人事常識]

 不祥事で懲戒処分を受けたNHK職員4人がNHK本体や関連団体に再雇用されている問題で、NHKは19日、退職者の再雇用を一元的に管理し、妥当性を審査する委員会を新たに設置する方針を固め、同日開かれた経営委員会(古森重隆委員長)に報告した。

 NHKでは、退職者を再雇用する場合、各部局ごとの判断に任されており、統一的な基準はなかった。この日の経営委では「世間の常識からずれているのではないか」など厳しい意見が続出。福地茂雄会長が「委員会を設置し、まず基準作りから始める」と説明した。

(2008年8月20日 読売新聞)

 懲戒がらみで会社を辞めた人間が子会社に就職することは民間ではまずありえないこと。お役人の感覚は世間とずれていることの一つの証。

 事故都合で一旦退社した場合でも再入社は抵抗の大きいこと。最近では「育児がらみでの退職」の場合に再入社を認める会社も増えてきている。

 転職の時代でも出入り自由というわけには行かないだろう。競合他社の社長から横滑りする事例もある欧米流のやり方には抵抗が大きい。企業への帰属意識が強ければ強いほど抵抗が大きいものだ。


 退職理由如何によっては再入社もいい事例も今後は出てくる時代だ。

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2008/08/21(木) 06:15:59 [経済・産業]

 セブン&アイ・ホールディングスは20日、食料品などを格安価格で販売する新型ディスカウントストア(DS)を展開することを明らかにした。29日に1号店を都内にオープンする。店舗運営コストを削減して、メーカーの製品をイトーヨーカ堂の店舗より25−30%安く販売する。顧客の反応を見て店舗の拡大を検討する。

 食料品の値上げラッシュが続き、消費者の節約姿勢、低価格志向は強まっている。セブン&アイは、グループ初となる食品中心のDSを開発し「低価格を強調して消費者心理の冷え込みを防ぐ」(同社)狙いがある。業界大手の格安販売進出は、他社の店舗戦略にも影響を与えそうだ。

 新型DSは「ザ・プライス」という名称にする。生鮮品を含む食品売り場が全体の70−80%を占め、日用品や衣料品も販売。低価格を維持するため、品目は売れ筋に絞り込み、パートの活用やチラシの削減などで運営コストを減らす。(共同通信)

Kyoto Shimbun 2008年8月20日(水)

 ビニールハウスで無理やり光や温度を維持し「季節感のない野菜」や曲がったキュウリは食べないなど地球に無理をさせてきた日本人。そろそろ自然に手を加えないやり方で安価な食品を活用すべきだ。

 大手の動きはこうした時代の要請の表れと見ることが出来る。しかし本当は「地産地消」や「リサイクル」の推進など根本的な改革が必要だ。

 スローな生活が相応しい時代だ。地球規模では食料不足であり、日本人だけが贅沢できる時代ではない。

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2008/08/21(木) 06:15:05 [人事管理情報]

 派遣労働者の労働災害(労災)が急増している実態が、厚生労働省が行った全国調査で明らかになった。

 2007年に労災に遭った派遣労働者は04年の約8倍の5885人で、被災した全労働者のうち派遣労働者の占める割合も年々増加している。また、7割が製造業での事故で、そのなかで経験年数1年未満のケースが6割以上を占めた。調査結果は、派遣労働者の待遇改善を目指す法改正議論にも影響を与えそうだ。

 派遣元と派遣先がそれぞれ提出する労働者死傷病報告(休業4日以上の死傷者数)を基に厚労省がさらに詳細を調査、分析した。

 派遣元の報告によると、被災した全労働者のうち派遣労働者の占める割合と人数は▽04年0・5%(667人=1、2月は未集計)▽05年2%(2437人)▽06年3%(3686人)▽07年4・8%(5885人)。

 業種別を派遣先の報告から分析すると、07年は製造業が2703人で全体(3958人)の68・2%を占め、運輸交通業7・9%、商業7・7%が続いた。派遣を含む全労働者では、製造業の被災率は24・3%で、派遣労働者の被災率の高さが際立っている。

 また、07年の製造業について経験年数をみると、1か月以上3か月未満が28・7%と最多。次いで1年以上3年未満が21・5%だった。年代では、30歳代が29・0%、20歳代が26・9%で若者の被災が目立った。

(2008年8月21日03時03分 読売新聞)

 かつて製造業は「安全確保」のため派遣は禁止されていた。構造改革・規制緩和のスローガンのもと小泉内閣はそれを認めた。心配されたとおり派遣労労働者の事故が増えている。

 製造業の事故は命にかかわる可能性が大きい。企業のコスト優先のために人の命や安全がなおざりになっている。もっと先を読んだ、バランス感覚にある政治家がいなくなった。2世、3世の政治家の能力は明らかに落ちている。

 人を大事にする社会の実現を望む。たとえ多少生活の質を落としてもその方が幸せと考える人も多いはずだ。


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2008/08/20(水) 06:06:41 [政治・社会]

 茨城県牛久市は今夏から、市民サービスの効率アップのため、勤務時間中の喫煙を全面禁止にした。喫煙できるのは昼休み時間に限られ、前後4時間は喫煙所でもたばこを吸うことはできない。市によると、勤務時間中の喫煙を自粛するよう5月に通知を出したが、徹底されなかったため、やむなく全面禁煙に踏み切った。自治体のこのような取り組みは全国的にも珍しいという。

 市総務課によると、喫煙する市職員は約80人で全体の2割。庁舎には職員用喫煙所が1カ所あり、職場からの往復時間を含めると、1回喫煙するたびに約10分間の「休憩」になっていた。同課は「勤務時間中は業務に専念するべきだが、時間が短いこともあって黙認していた」という。

 市は昨年4月、午前と午後に各15分認められていた「休息時間」を廃止。業務の効率アップを狙ったが、その後もその時間帯に喫煙所に向かう職員が少なくなかった。今年5月に自粛を求める通知を出したものの、勤務時間中の喫煙が依然やまないとして、7月23日から全面禁煙に踏み切った。罰則は今のところ設けていない。

 全面禁煙前は昼休みも含め庁舎内で1日4回喫煙していたという職員は「禁煙はきついが、慣れれば(昼休み前後の)4時間なら我慢できると思う」と話した。

2008年8月18日 ASAHICOM

 喫煙は一定の時間は我慢できるはず。しかし「節煙は常に努力が必要」だから、ヘビースモーカーはいっそのこと禁煙した方が楽だろう。

 自身の健康を損なうばかりか周囲の人の健康をも阻害している。外資では、タバコぐらいやめられない人は自己管理のできない意思薄弱な人という判断もされる。

 タバコの大幅値上げで歳入を確保し禁煙人口を減らし健康被害も減らす、という議員たちもいる。1箱1000円ぐらいの値上げがいいのでは?タバコはやめましょう。

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2008/08/20(水) 06:05:59 [雇用制度実例]

 トヨタ自動車系列の内装品メーカー、トヨタ紡織は19日、高卒技能系の新入社員を対象とする企業内学校「トヨタ紡織学園」(愛知県一宮市)を2009年4月に開設すると発表した。

11カ月間、30人を対象に材料力学や回路図作成の基礎などを教えるほか、全寮制として生活面の規律も植え付ける。若年時から技能教育を徹底し、生産現場の将来のリーダーを育成する。

 同社は同日、材料科学などを研究する基礎研究所を10月に開設することも発表した。カーボンナノチューブや植物材料を研究する。(20:38)

2008/08/19 NIKKEI NET

 製造現場を支える技能の落ち込みが指摘されている。標準化の推進で誰が担当しても一定の品質を維持することは可能だが、「マニュアルにない事態には対応できない」担当者が増えてきた。

 大企業では社内教育を徹底すべく取り組んでいる。しかし終身雇用制度を崩壊させた企業が優秀な人材を育てても「いつまで会社にいてくれるか」不安は尽きない。

 訪米流の業績主義一辺倒でいいのか、疑問がある。

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