2008/04/30(水) 06:02:37 [雇用制度実例]

 三井住友銀行はリテール(個人金融)部門の新入社員を対象とした“新人育成学校”を5月7日に開校する。接客術を訓練する模擬店舗などを設けた専用施設を東京、大阪に新設。半年間、施設での研修と各営業店でのOJT(実地訓練)を繰り返し、銀行員としての基礎を徹底的に教え込む。今春が1800人、来春も2400人という高水準の積極採用に対応し、人材の早期育成と同時に営業店の負担軽減を図るのが狙い。模擬店舗を設けた大掛かりな専用施設による新人教育は大手銀行でも初の試みという。

 開校するのは「SMBCリテールバンキングカレッジ」。今春採用した個人向け営業専門の地域限定社員であるコンシューマーサービス(CS)職の計560人が第1期生となる。専用施設は、東京都品川区と大阪市西区の2カ所にオフィスビルの一部を賃借して開設。窓口カウンターを並べた模擬店舗や映像機器を備えた視聴覚室を設けた。

 研修期間は10月末までの約半年間。施設での研修と営業店でのOJTを2週間ずつ交互に実施するのが特徴だ。模擬店舗を使って接客を疑似体験させるほか、預金・為替の事務、運用・ローンの基礎知識などを講義。営業店での実務を通じて身につけられるようにする。

 東京と大阪の計14クラスに編成。2クラスごとに正、副担任の“先生”として、現場で活躍する入社10年目前後と3〜4年目の精鋭を配置。研修期間終了後も“教え子”たちへの指導や助言を継続的に担わせる予定だ。

 三井住友銀では従来、リテール部門の新人は入行後、1カ月間の研修を経て営業店に配属。その後の教育は現場に委ねてきた。ただ、バブル崩壊後の不良債権処理の過程で採用を抑制した結果、現場で新人指導を行う20代後半から30代の社員が不足。ここにきての大量採用で現場の負担が増しているという。また、多様化する金融サービスに対応できる人材の育成が急務となっており、教育体制の刷新が必要と判断した。

 不良債権問題から脱却し公的資金を完済したメガバンクなどの他の大手行も積極採用に転じており、教育体制の拡充は共通の課題となっている。さらに各行はリテールを収益の柱として重視しているが、新人教育の成否が将来の収益力を左右しかねないだけに、各行の知恵が試されそうだ。

2008.4.30 01:36 Sankei Web

 社会人としての常識に欠ける新人が圧倒的に多い。教育現場の個人尊重が行過ぎたことも大きな原因である。言葉遣いや挨拶すらまともにできない新人にはがっかりする。

少子化で今後ますます人材の質は低下することが予想される。大手企業はこうした自前の教育を充実させることは必至の課題だろう。若者だけでなくいい大人も同じ。チューリップ事件など唖然とする事件は後を絶たない。

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